ahamoはなぜ初の値上げ?40GB・60GB・120GBの3段階制で今の利用者はどう変わる?
「ahamoって、ずっとシンプルなワンプランじゃなかった?」
そう思った人もいるのではないでしょうか。
2026年12月1日から、ahamoはこれまでの30GBを基本とする料金体系から、40GB・60GB・120GBの3段階制へ変わります。最低料金も月額2,970円から3,135円へ165円上がります。2021年のサービス開始以来、ahamoでは初の値上げです。(NTTドコモ · ITmedia NEWS)
でも、ここで一番気になるのは別のところかもしれません。
「40GBを少しでも超えたら、自動的に4,125円になるの?」
実は、2026年11月1日時点でahamoを契約し、大盛りオプションを利用していない人は、何もしなければいきなり上の料金へ進むわけではありません。
既存利用者には少し特殊な「40GB上限」の扱いがあるからです。

さらに、「大盛りオプション」はなくなります。
容量は増えるのに値上げ。ワンプランだったahamoが段階制へ。そして既存ユーザーには40GBの上限が自動設定される――。
この三つを分けて考えると、今回の料金改定がかなり分かりやすくなります。
結局、12月からahamoは何が変わる?
基本料金が165円上がり、使ったデータ量に応じて3段階で月額料金が決まるようになります。

新料金は次の通りです。(NTTドコモ)
| データ利用量 | 2026年12月からの月額料金 |
|---|---|
| 40GB以下 | 3,135円 |
| 40GB超~60GB以下 | 4,125円 |
| 60GB超~120GB以下 | 5,115円 |
これまでの通常ahamoは30GBで2,970円でした。
「大盛りオプション」を付けると80GBが追加され、合計110GBで4,950円です。
つまり基本部分だけ比べると、30GB・2,970円 → 40GB・3,135円。10GB増えて165円上がります。
大盛りまで使っていた人なら、110GB・4,950円 → 最大120GB・5,115円です。
ただし、ここには少し分かりにくい点があります。
2026年8月1日から11月30日までは「データ増量おためしキャンペーン」で、通常ahamoが40GB、大盛り契約者は120GBまで使えます。(NTTドコモ · ITmedia NEWS)
そのため今の利用者から見ると、
「今も40GBで2,970円なのに、12月から40GBで3,135円になる」
ように見えます。
これは間違いではありません。現在の40GBはあくまで期間限定キャンペーンで、12月から40GBが正式な基本容量になるという違いがあります。
40GBを超えたら、勝手に4,125円になる?
上限設定をしていなければ、月間利用量が40GBを超えると60GBまでのステップに移り、4,125円になります。
ただし、ここが今回もっとも誤解しやすいところです。

ドコモは新たに無料の「上限設定オプション」を用意します。
40GBまたは60GBで上限を設定すると、そこを超えた時点で通信速度が最大1Mbpsに制限され、上の料金ステップには移りません。(NTTドコモ・料金改定案内)
たとえば40GB上限なら、
40GBまでは3,135円
↓
40GBに到達
↓
最大1Mbpsに速度制限
↓
4,125円のステップには進まない
という流れです。
反対に上限を解除しておけば、40GBを超えたところで60GBまで4,125円、60GBを超えると120GBまで5,115円になります。
つまり新しいahamoは、「3種類のプランから一つを選ぶ」のではなく、一つのahamoの中で使用量に応じて料金が動く仕組みだと考えると分かりやすいでしょう。
今ahamoを使っている人は、何もしないといくらになる?
2026年11月1日時点でahamoを契約し、大盛りオプションを利用していない人は、何もしなければ40GB・3,135円で止まる設定になります。

2026年11月1日時点でahamoを契約していて、大盛りオプションを契約していない人には、12月1日に40GBの上限設定が自動的に適用されます。(NTTドコモ)
そのため、該当する人が何もしなければ40GBで止まり、月額料金は3,135円です。
| 現在の使い方 | 12月以降の主な扱い |
|---|---|
| 通常ahamo・大盛りなし | 40GB上限が自動設定 |
| 40GB超~60GBを使いたい | 40GB上限を解除、または60GB上限へ変更 |
| 60GB超~120GBを使いたい | 上限を解除してステップ3を利用 |
| 大盛りオプション利用中 | 大盛りは11月30日で自動終了 |
40GBより多く使いたい既存利用者は、ahamoアプリまたはMy docomoから上限設定を変更・解除できます。
逆に「料金が知らない間に上がるのは困る」という人は、40GB上限をそのまま残せばよいわけです。
一方、大盛りオプション契約者は40GB上限の自動設定対象から除外されています。
大盛りオプション契約者には40GB上限が自動設定されません。40GBまたは60GBで料金を止めたい場合は、自分で「上限設定オプション」を申し込む必要があります。(NTTドコモ)
「大盛りオプション」は、なぜなくなるの?
大盛りで追加していた大容量部分を、新しいahamoそのものに組み込むからです。

これまでは、
基本30GB + 大盛り80GB = 110GB
という「基本プランにオプションを足す」形でした。
12月からはその仕組み自体をやめて、ahamoの中に最大120GBまでのステップを最初から用意します。
そのため大盛りオプションは2026年11月30日で終了し、契約中の人も自動的に終了します。(NTTドコモ)
ここで新設される60GBの意味も見えてきます。
これまで「30GBでは少し足りない。でも110GBもいらない」という人にとって、大盛りは容量が大きすぎました。
新制度なら、40GBを超えても60GBまでなら4,125円です。
つまり今回の変更は、単なる大盛りの廃止ではなく、40GBと120GBの間に中間地点を新しく作る再設計でもあります。
なお、「ahamo ポイ活」は継続します。
12月以降は120GBの5,115円にポイ活オプション2,200円を加え、月額7,315円となります。大盛りオプションを別に契約する必要はなくなります。なお、ポイ活オプション契約時は40GBまたは60GBで上限設定をしても、基本料金は利用データ量にかかわらず5,115円です。(NTTドコモ · 料金改定案内)
容量が増えるのに、なぜ値上げするの?
ドコモの説明を見ると、料金体系を変える理由と、値上げの背景は分けて考える必要があります。

まず、3段階制についてドコモは、利用実態やデータ利用ニーズの広がりを踏まえた変更だと説明しています。追加データをその都度購入しなくても、使った量に応じて上のステップへ進めるようにする狙いです。(NTTドコモ)
一方、料金改定の背景については、ドコモの齋藤武副社長が、コスト上昇に加え、AIの普及・進展やセキュリティ対策への投資などを挙げています。通信品質改善への投資も続けると報じられています。(TBS NEWS DIG)
また、ドコモは2026年8月からahamoを一時的に40GBへ増量し、利用状況を見ていました。
報道によると、30GB近くで利用を止めていた人が40GBまで使うケースが見られたとドコモ側は説明しています。(ITmedia)
つまり今回の変更は、
利用量が増えていることに合わせて料金体系を3段階に組み直すこと
と、
通信サービスを取り巻くコスト上昇を受けて料金自体も改定すること
が同時に行われる、と見ると分かりやすいでしょう。
値上げだけ?5分通話や海外利用はどうなる?
料金は上がりますが、サービス内容には拡充される部分もあります。
まず、1回5分以内の国内通話無料は12月以降も継続します。5分を超えた部分は従来通り30秒22円です。(ahamo公式)
海外で追加料金なしで利用できるデータ量も、最大30GBから最大40GBへ増えます。(NTTドコモ)
「爆アゲ セレクション」についても、一部の還元内容が拡充され、対象サービスでは最大25%のdポイント還元となります。ただし、対象サービスや適用条件は個別に確認が必要です。(NTTドコモ)
つまり、「165円値上げ」だけを見ると単純ですが、
- 基本容量は40GBへ
- 60GBという中間ステップを新設
- 最大120GBへ
- 上限設定が可能
- 海外利用可能量は最大40GBへ
- 5分以内の国内通話無料は継続
というサービス変更が一緒に行われます。
では、自分は12月までに何を確認すればいい?
一番大事なのは、毎月何GBくらい使っているかを見ることです。
40GBをほとんど超えない人なら、既存の通常ahamo利用者は自動設定される40GB上限をそのまま使う方法があります。
毎月40GBを少し超える人なら、ポイ活オプションを利用していない場合、60GB上限に変更することで月額料金を4,125円までに抑えられます。
60GBを超える月がある人は、上限を解除すれば最大120GBまで使えます。
現在、大盛りオプションを使っている人は11月30日に大盛りが自動終了します。40GBまたは60GBで上限を設けたい場合は、12月以降の「上限設定オプション」を自分で設定する必要があります。
今回のahamoは「どのプランを契約するか」よりも、通常利用では、どこで料金を止めるかを自分で設定できる料金体系へ変わる、と考えた方が実態に近いでしょう。
ニュースほどきの一言まとめ
ahamoは2026年12月1日から、30GB中心の料金体系をやめ、40GB・60GB・120GBの3段階制へ変わります。
最低料金は2,970円から3,135円へ165円上がりますが、基本容量は40GBになります。
そして今回、特に覚えておきたいのは「40GBを超えたら必ず自動的に料金が上がる」わけではないことです。
2026年11月1日時点の通常ahamo利用者には40GBの上限が自動設定されるため、そのままなら40GB到達後は最大1Mbpsに速度が制限され、4,125円のステップには進みません。
一方、もっと使いたい人は上限を変更・解除できます。
値上げと同時に、固定的なワンプランから「利用量と上限を自分で調整するahamo」へ変わる。
ここが今回の料金改定を理解する一番大きなポイントです。
ahamo値上げ、気になる疑問から読み解く
Q. ahamoの新料金はいつから始まりますか?
2026年12月1日からです。40GB・60GB・120GBの3段階制へ切り替わります。
Q. 12月からahamoはいくらになりますか?
40GB以下は3,135円、40GB超~60GB以下は4,125円、60GB超~120GB以下は5,115円です。いずれも税込です。
Q. 今ahamoを使っている人も値上げされますか?
はい。現在のahamo利用者にも新しい料金体系が適用されます。従来の2,970円のまま使い続ける仕組みは発表されていません。
Q. 40GBを超えたら自動的に4,125円になりますか?
上限設定がなければ40GBを超えると次の料金ステップへ進みます。ただし、2026年11月1日時点の通常ahamo利用者には40GB上限が自動設定されるため、その状態なら自動的には4,125円へ上がりません。
Q. 40GB上限に達するとどうなりますか?
通信速度が最大1Mbpsに制限されます。40GB上限を設定している場合は、60GBの料金ステップには移行しません。
Q. ahamo大盛りオプションはどうなりますか?
2026年11月30日で提供終了します。契約中の場合も自動的に終了し、12月からは新しい最大120GBの段階制へ移ります。
Q. 5分以内の国内通話無料もなくなりますか?
なくなりません。料金改定後も、1回5分以内の国内通話無料は継続します。
Q. 海外で使えるデータ量も変わりますか?
はい。海外で利用できるデータ量は最大30GBから最大40GBへ増えます。
Q. ahamoはなぜ値上げするのですか?
ドコモは料金改定の背景としてコスト上昇やAI・セキュリティ分野への対応などを挙げています。一方、3段階制への変更については、データ利用量や利用ニーズの広がりに対応するためと説明しています。
今日のニュースほどき、理解の助けになりましたか?🙂
これからも、ニュースの「なぜ?」をやさしく、わかりやすくほどいていきます!
主な情報源
料金改定・新しいahamoの仕組み
NTTドコモ「ahamo」をリニューアル、40GB・60GB・120GBの3段階制へ
NTTドコモ「データ増量おためしキャンペーン」の実施について
値上げの背景・発表時の説明
TBS NEWS DIG「NTTドコモ 12月から一部携帯料金プラン値上げ」