LINE VOOMはなぜ終わった?投稿データはどうなる、ショッピングタブに変わったのはなぜ?

「VOOM、どこに行ったの?」

LINEを開いたら、以前あった「VOOM」のタブが見当たらず、代わりに「ショッピング」が目に入るようになった。そんな変化に気づいた人もいると思います。

では、昔VOOMに投稿した写真や動画は、もう見られないのでしょうか。

そしてもう一つ。VOOMが終わったから、LINEは動画をやめて買い物に力を入れることにしたのでしょうか。

まず押さえておきたいのは、LINE VOOMは2026年9月30日午前11時ごろにサービスを終了し、終了後はVOOMそのものへのアクセス、投稿の新規作成、他人の投稿の閲覧、自分の投稿データの閲覧・復元ができなくなったという点です。(LINEヘルプセンター)

LINE VOOM終了とショッピングタブへの変化を表したイラスト

※ 本文中の画像は、記事の理解を助けるためにAIで制作したイラストです。実際の写真ではなく、人物・場所・状況の表現が実際と一部異なる場合があります。

ただし、ここで「LINEの投稿機能が全部なくなった」「VOOMの中身がそのままショッピングに置き換わった」と考えると少し違います。

今回の変化は、LINEアプリの中で動画・情報・買い物の役割をどこに置くかが組み替えられたと見ると分かりやすくなります。

結局、LINE VOOM終了で何が使えなくなった?

LINE VOOM終了後に使えなくなった機能と残る機能を整理した図

終了したのは、VOOMの動画フィードだけではありません。LINEの公式案内では、VOOM終了に伴ってストーリー、バースデーカード、VOOM上のフォロー・フォロワー機能も利用できなくなったとされています。(LINEヘルプセンター)

一方で、LINEアプリそのものやトーク機能が終了したわけではありません。また、LINE公式アカウントが投稿したコンテンツの一部は、終了後も「ホーム」タブで引き続き表示される場合があります。(LINEのお知らせ)

整理すると、こうなります。

項目 2026年9月30日以降
LINE VOOMへのアクセス できない
VOOMへの新規投稿 できない
自分・他人のVOOM投稿の閲覧 できない
ストーリー 終了
バースデーカード 終了
VOOMのフォロー・フォロワー 終了
LINEのトーク 今回のVOOM終了とは別
LINE公式アカウントの一部投稿 ホームで継続表示される場合がある

ここで特に注意したいのが、VOOMの「フォロー」とLINEの「友だち」は同じ仕組みではなかったことです。

VOOMではLINEの友だちでなくても相手をフォローできましたが、そのフォロー関係はVOOMとともに終了しました。公式アカウントについては、今後も情報を受け取りたい場合、LINE上で「友だち追加」をしておく方法が案内されています。(LINEヘルプセンター)


昔の投稿はどうなる?今からバックアップできる?

LINE VOOM投稿データのバックアップ期限とダウンロード条件を示した図

2026年10月1日時点では、新しくバックアップを申請する期間はすでに終了しています。

LINEが案内していたバックアップ申請期間は7月15日から9月30日まででした。対象は一般ユーザーがVOOMに投稿したテキスト・写真・動画で、LINE公式アカウントから投稿したデータは対象外です。(LINEヘルプセンター)

ただし、9月30日までにバックアップを申請済みなら話は別です。バックアップが完了すると「Service Messages」から通知が届き、完了後30日間はPCからバックアップファイルをダウンロードできます。スマートフォンではなく、PCからのダウンロードが必要です。(LINEヘルプセンター)

つまり、10月1日以降は次の2つを分けて考える必要があります。

状況 できること
9月30日までにバックアップ申請をしていない 新規申請期間は終了
9月30日までに申請済み バックアップ完了後30日間、PCからダウンロード可能

「VOOMにアクセスできない=その場で投稿を見ながら保存できる」という状態ではありません。終了後は自分の投稿も閲覧・復元できないため、申請済みかどうかが大きな分かれ目になります。


LINE VOOMは、そもそも「タイムライン」の後継だった

LINEタイムラインからVOOM、ショッピングタブまでの変化を示したタイムライン

VOOMが始まったのは2021年11月です。LINEは当時、「タイムライン」を刷新し、短い動画を中心に楽しむ新しいプラットフォームとしてLINE VOOMを開始しました。おすすめ動画を表示し、リアクションやコメント、フォロー、投稿などを使える仕組みでした。(LINE公式発表)

つまりVOOMは、もともとLINEの中にあった「友だちやアカウントの投稿を見るタイムライン」を、当時伸びていたショート動画中心の体験へ作り替えたサービスだったわけです。

その後、LINEアプリ全体の構成は再び変わり始めます。

時期 主な変化
2021年11月 LINEタイムラインを刷新し、LINE VOOMを開始
2025年9月ごろ〜 一部ユーザー向けにショッピングタブを先行展開
2026年3月 新しいホームタブのリニューアルを順次開始
2026年9月1日 ショッピングタブを正式リリース
2026年9月30日 LINE VOOMを終了

ショッピングタブは2025年9月から一部ユーザーへの先行公開が始まり、2026年9月1日に正式リリースされました。LINEヤフーは、LINEの中で商品との出会いから購入までをつなぐ新しい買い物体験を目指すと説明しています。(LINEヤフー)


では、LINE VOOMはなぜ終わったの?

LINEアプリで情報機能とショッピング機能が再配置された構造を示す図

ここは最も誤解しやすいところです。

LINEヤフーが公表している直接の説明は、「サービス提供体制の見直しおよび体験価値の再編」です。利用者数の減少、収益悪化、競合サービスとの敗北などを具体的な終了理由として公式に説明したわけではありません。(LINEヘルプセンター)

そのため、「TikTokに負けたから終わった」「人気がなかったから終わった」と断定するのは根拠が足りません。

一方、LINEアプリ全体を見ると、何が起きているかはかなり見えやすくなります。

2026年にリニューアルされたホームタブでは、ニュース、SNS投稿、人気動画、LINE公式アカウントの投稿などをまとめて見られる方向へ機能が拡張されています。LINEヤフーはこのホームタブを、利用者の興味に合う情報やコンテンツに出会う場所へ進化させると説明しています。(LINEヤフー)

同時に、ショッピングタブではLINEギフトやYahoo!ショッピングなどをつなぎ、商品を探し、比較し、購入する体験を強化しています。2026年7月の15周年発表では、LINEヤフーグループのショッピングサービスが扱う3億点以上の商品から、購入やギフト、配送までをLINE上でつなぐ構想も示されました。(LINEヤフー)

ここから読み取れるのは、「動画を見るための専用VOOMタブ」を残すのではなく、情報・動画はホーム側へ、専用タブはショッピングへ、とLINE内の役割を組み替えているという大きな流れです。

これは公式発表に書かれた「VOOM終了の唯一の理由」ではなく、複数の公式発表を並べたときに見えるアプリ再編の構造です。


「VOOMがショッピングに変わった」と考えていい?

完全に同じサービスが置き換わった、という意味ではありません。

見た目としては、以前VOOMがあった下部タブの位置にショッピングが入るため「VOOMがショッピングになった」と感じやすいのですが、機能はまったく別です。

VOOMは動画・写真・テキストの投稿やフォローを中心とするコンテンツサービスでした。ショッピングタブは、LINEの中で商品を見つけ、購入につなげるコマース機能です。VOOMタブがショッピングタブに置き換わったことも報じられています。(LINEヤフー · ITmedia NEWS)

さらに、VOOMにあった「情報を見る」役割の一部は、ホームタブ側にも移っています。新しいホームでは、LINE公式アカウントの投稿やニュース、SNS投稿、人気動画などを表示する仕組みが用意されています。(LINEヤフー)

ですから、今回の変化を一言で表すなら、

VOOMをショッピングへ変換したのではなく、VOOMが担っていた役割を整理しながら、LINEアプリ内の「情報」と「買い物」の置き場所を組み直した、という理解が近いでしょう。


私たちは何を確認しておけばいい?

一般ユーザーにとって最も大事なのは、VOOMの終了理由を推測することより、自分のデータと今後の使い方です。

まず、9月30日までにバックアップ申請を済ませた人は、バックアップ完了通知が来ていないか「Service Messages」を確認しておく価値があります。完了後30日間はPCからダウンロードできます。(LINEヘルプセンター)

また、VOOMでフォローしていたLINE公式アカウントの情報を今後も確実に受け取りたい場合は、公式アカウントを「友だち追加」しているか確認しておくと分かりやすいでしょう。

一方、ショッピングタブは今後も機能拡充が予定されています。LINEヤフーは、商品との出会いから購入までをLINE内でつなぐだけでなく、AIエージェントによる接客体験なども構想として示しています。(LINEヤフー)

LINEの下部タブが変わったのは、単なるアイコン変更ではありません。LINEが「何を専用タブに置き、何をホームに集約するのか」というアプリ全体の設計変更が進んでいる、と見たほうが理解しやすい変化です。


【結論】このニュースは、こう理解すればいい

LINE VOOMは2026年9月30日に終了し、投稿の閲覧・復元、ストーリー、バースデーカード、VOOMのフォロー・フォロワーといった関連機能も使えなくなりました。

ただし、LINEそのものが動画や情報コンテンツをすべてやめたわけではありません。公式アカウントの一部投稿や動画・ニュースなどは新しいホームタブ側で扱われ、VOOMがあった専用タブの位置ではショッピング機能が前面に出ています。

そして「なぜ終了したのか」について、LINEヤフーが具体的な業績理由を公表しているわけではありません。確認できるのは「サービス提供体制の見直し」と「体験価値の再編」という説明です。

そのため今回のニュースは、「動画サービスが突然消えた」というより、LINEアプリの中で情報・動画・買い物の役割分担が大きく組み替えられたと理解すると全体像がつかみやすくなります。


LINE VOOM終了、気になる疑問から読み解く

Q. LINE VOOMはいつ終了したの?

2026年9月30日午前11時ごろにサービスを終了しました。終了作業は順次行われたため、アカウントによって利用できなくなる時刻に多少の差がありました。

Q. LINE VOOMに投稿した写真や動画は、今も見られる?

いいえ。サービス終了後は自分の投稿データもVOOM上では閲覧・復元できません。バックアップ申請を済ませていた場合は、別途ダウンロードできる期間があります。

Q. 10月1日からでもバックアップを新しく申請できる?

できません。一般ユーザー向けのバックアップ申請期間は2026年9月30日まででした。申請済みの場合は、バックアップ完了後30日間、PCからダウンロードできます。

Q. ストーリーやバースデーカードもなくなった?

はい。LINE VOOM終了に伴い、ストーリー、バースデーカード、VOOMのフォロー・フォロワー機能も終了しました。

Q. LINE VOOMが終わったのは利用者が少なかったから?

そうとは確認されていません。LINEヤフーが公表した理由は「サービス提供体制の見直しおよび体験価値の再編」で、利用者減少や赤字などを具体的な終了理由として発表してはいません。

Q. VOOMの代わりにショッピングタブができたの?

見た目のタブ位置は入れ替わりましたが、機能の後継関係ではありません。ショッピングタブは商品との出会いから購入までをLINE内でつなぐコマース機能で、情報・動画の一部はホームタブ側でも扱われます。

Q. LINEはもう動画を扱わないの?

そうではありません。新しいホームタブでは人気動画やSNS投稿、LINE公式アカウントの投稿などを表示する仕組みが用意されています。VOOMという専用サービスは終わりましたが、動画・コンテンツ自体がLINEから消えたわけではありません。

今日のニュースほどき、理解の助けになりましたか?🙂

これからも、ニュースの「なぜ?」をやさしく、わかりやすくほどいていきます!


主な情報源

サービス終了・投稿データの取り扱い

LINEヘルプセンター「LINE VOOMサービス終了のお知らせ」

LINE「LINE VOOMサービス終了のお知らせ」

ITmedia NEWS「LINE VOOM、きょうサービス終了 約5年の歴史に幕」

LINEアプリ再編・ショッピングタブ

LINEヤフー「LINE15周年記念イベント -Connect the Next-」

LINEヤフー「ショッピングタブで72時間限定の『激アツ チャンスタイム』を開催」

LINEヤフー「LINE、ホームタブのリニューアルを開始」

LINE VOOMの始まり

LINE Corporation「Announcing LINE Voom, a new platform for posting and watching videos」

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